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調布・武者小路実篤記念館移動展 映像化された実篤文学など

「調布市武者小路実篤記念館移動展」の様子

「調布市武者小路実篤記念館移動展」の様子

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 「調布市武者小路実篤記念館移動展」が現在、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)の展示室で開催されている。

実篤の文学作品が原作となった映画「世界を賭ける恋」(1959年) ©日活

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 武者小路実篤が生きた時代、明治末から 1965(昭和40)年ごろまで、大衆娯楽の中心は映画だった。実篤の文学作品も、1929(昭和4)年から1971(昭和46)年にかけて映画化され、「結婚悲劇」「ある父」「幸福な家族(戦前版)」「金色夜叉(尾崎紅葉原作・実篤脚色)」「その妹」「幸福な家族(戦後版)」「世界を賭ける恋(原作「愛と死」)」「いのちの朝(原作「暁」)」「愛と死(原作「愛と死」「友情」)」の9作が制作・公開された。

 同展では、実篤の文学作品が原作となった9作について、当時のポスターやチラシ、スチル写真などで紹介するほか、原稿や掲載誌、映画の台本などでストーリーをたどり、雑誌記事などから、これらの映画がどのように評価されたかも振り返る。

 そのほか、画家・木村荘八や、黒澤明監督映画ほか多くのヒット作のある脚本家・小国英雄ら、実篤と親交があり映画製作に携わった人々、長く調布に暮らした映画美術の巨匠と呼ばれた木村威夫の資料など、映画にまつわる資料も紹介する。

 期間中の3月8日には、実篤原作の日活映画「世界を賭ける恋」上映会を同館8階の映像シアターで開催(要予約)するほか、ギャラリートークやワークショップなども用意する。

 開催時間は10時~18時。入場無料。3月23日まで(2月15日~18日は休館)。

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