
小学生を対象とした「わんぱく相撲」の東京都大会が6月21日、調布市総合体育館(調布市深大寺北町2)で開催される。主催は調布青年会議所、わんぱく相撲東京都大会運営協議会。
「わんぱく相撲東京都大会」のポスターと実行委員長の村澤康太さん
「わんぱく相撲」は遊び場の少なくなった子どもたちに、身近な相撲を通して体を動かす楽しさや心身の鍛錬、礼節や思いやりの心を育むことを目的として、1977(昭和52年)に東京青年会議所が始めた。日本相撲協会の協力も得て全国に広がり、1985(昭和60)年には全国大会も始まった。
各地区予選は小学1年生~6年生の学年別、男女別で開催し、各部門で優勝した選手のうち小学4年生~6年生が地区代表として東京都大会に出場する。東京都大会を調布で開催するのは15年ぶりで、調布青年会議所55周年事業として開催。かつて「わんぱく相撲調布場所」に出場したことをきっかけに、調布初の幕内力士となり、「皇風(きみかぜ)」のしこ名で活躍した直江俊司さんが副実行委員長として今大会を支えている。
5月に行われた調布の地区予選「わんぱく相撲調布場所」には約150人が参加。中には体重100キロを超える児童もいて、「見応えのある取り組みも多かった」と副実行委員長の太田勇輝さんは振り返る。調布の地区大会は今年で39回目の開催で、近年は事前練習会と称して、専修大学相撲部の選手が指導する機会も設けている。調布地区の女子チームは昨年、一昨年と全国大会に出場しており、今大会での期待も高まっている。
当日は、総勢246人82チームが参加予定で、全国大会への切符を懸け、取り組みを行う。太田さんは「試合に勝つ喜びや悔しさ、自分を律する心など、さまざまな感情に触れてもらうことも事業の目的。大会を通じてそれらを感じてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~。