
インド風カレーとオーガニックワインを提供する「masala masara(マサラマサラ)深大寺」(調布市深大寺東町2、TEL 070-5594-0884)が7月7日、小田急バス「晃華学園東」バス停折返場に新設された複合施設「meedo(みいど)」内にオープンした。
「masala masara(マサラマサラ)深大寺」店主の若林明さん(外観と)
店主の若林明さんが目指したのは45年前に感動した、母が作るカレーの味の再現。当時、若林さんの母は、インド料理とスパイスを日本に広めたというインド人料理研究家の教室に通い、インド風カレーを習得した。幼少期にその味に出合った若林さんは、「いつもと違う特別感のあるカレーにテンションが上がった」という。食べることも料理も好きで、学生時代は飲食店でアルバイトを経験。大学卒業後は会社員として働いていたが、子どもの頃に感動した味を残したいとの思いから会社を辞め、カレー店で修業し同店を開いた。
提供するカレーは、当時のレシピを参考に、それぞれ異なる10種類前後のスパイスを使う。ファミリー層が多い地域性を考え、子どもでも食べやすいよう辛さを抑えるなど、アレンジを加えたオリジナルメニューを完成させた。現在、インド風のキーマカレー(1,080円)、ケララチキンカレー、バターチキンカレー(以上1,180円)の3種類を用意する。
現在の営業はランチタイムのみだが、ディナー営業も見据え、アルコール類の提供にも注力。同級生が経営する酒販店から仕入れる「カレーに合う」オーガニックワインや日本酒などを用意し、オレンジワインなども取りそろえる。
店舗面積は約7坪で、カウンター5席とテーブル4席を用意する。店内には、スパイスやワインなどをディスプレーし、開放感のあるカフェ風に仕上げている。
若林さんは「週末限定メニューなども検討している。地元の方々に気軽に来店していただき、カレーとお酒を楽しみながら交流できる場になれれば」と話す。
営業時間は11時30分~14時30分。月曜・火曜定休。営業時間・営業日共に今後、変更の可能性あり。