学ぶ・知る

狛江出身バイクレーサー川崎祥吾さん、「鈴鹿8時間耐久レース」参戦へ

レーシングバイクにまたがる川崎さん

レーシングバイクにまたがる川崎さん

  • 13

  •  

 狛江出身で狛江のコミュニティーFM「コマラジ」でパーソナリティーを務めるバイクレーサー・川崎祥吾さんが8月1日~3日、三重県鈴鹿サーキットで開催される「鈴鹿8時間耐久レース」に出場する。

イタリアでのチームのメカニックと川崎さん(中央)

[広告]

 川崎さんは狛江出身で、現在、イタリア在住の22歳。5歳の時にミニチュアサイズのオートバイ「ポケバイ」に乗ったのをきっかけに、バイクレースの世界に飛び込んだ。高校卒業後、2021年からモータースポーツの中心地である欧州イタリアに単身で移住し、現在はイタリア中部のアックアラーニャを拠点にCIV-イタリア選手権の中排気量クラスに参戦中。近年の海外での活躍が日本のレースチームの目に留まり、今回の「鈴鹿8時間耐久レース」出場となった。

 「鈴鹿8時間耐久レース」は、世界の四大耐久レースの一つ。限られた時間で周回数を競うレースで、国内外の有力メーカーやライダーが参加し、5万人超の観戦者が集まる。1チーム最大3人のライダーが1台のバイクを8時間走らせて走行距離を競う。参加チームは50を超え、激戦が予想される。川崎さんは、より市販車に近く、改造範囲が狭いクラス「SSTクラス」にレーシングチーム「Taira Promote Racing」から出場し、5位以内を目指す。

 川崎さんは、スーパーバイク世界選手権の年間チャンピオン獲得を目標に活動している一方で、よりバイクレースを知ってもらい、「多くの人にポジティブな影響を与える親しみやすい存在になる」という目標を掲げ、同局で番組「川崎祥吾のMoto(もっと)オタク全開ラジオ」も放送している。

 川崎さんは「鈴鹿のレースではチームの期待に全力で応えたい。普段の主戦場はスプリントレースなので、世界有数の耐久レースへの参戦は大きなチャレンジ。自分がイタリアで活動できるのも皆さんの厚い支援のおかげ。ようやく応援いただいている方々や家族に直接見てもらえる機会となる。精いっぱい頑張りたい」と意気込む。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース