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調布・野川で灯籠流し 宗教を越えた追悼の儀、合唱や花火も

野川灯籠流しの様子

野川灯籠流しの様子

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 調布の中耕地橋から調布卸売センター付近にかけての野川で8月19日、「第21回野川灯籠流し」が開催される。

野川灯籠流しの灯籠

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 灯籠流しは先祖の慰霊のために行われる盆送りの行事。「野川灯籠流し」は物故者供養や、東日本大震災をはじめ全ての災害や戦争の犠牲者を追悼し、環境保全や世界平和への思いを込めた夏の風物詩として行われている。かつては仏教会のみで行われていたが、東日本大震災を機に宗教の枠を越えて多宗教で行われるようになった。

 当日は、多宗教による追悼の儀式のほか、合唱、花火(ミニナイアガラ)が行われ、約1000基の色とりどりの灯籠が夕暮れの野川を流れる。

 実行委員会事務局の細川真彦さんは「2002年以前は、調布市花火大会の開会式が始まる前に多摩川で灯籠流しをしていた。花火が秋の開催になったのをきっかけに、野川に会場を移してお盆明けに実施するようになった。今では寺だけでなく、神社や教会などが協力して各宗の追悼行事を行っている。どなたでも参加できるので、ぜひ夕涼みがてら、お出かけいただきたい」と呼びかける。

 灯籠は1基1,000円で申し込み可能。事前申し込みは、深大寺と西光寺で8月15日まで受け付ける。当日申し込みは、会場で17時30分~19時に受け付ける(先着200基)。申込書配布場所は、深大寺寺務所(調布市深大寺元町5)、西光寺寺務所(上石原1)、調布市役所8階産業振興課(平日のみ)、調布市観光案内所「ぬくもりステーション」調布駅改札外コンコース(土曜・日曜・祝日のみ)。

 開催時間は18時30分~19時30分。雨天中止。

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