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調布・つつじヶ丘に食器や和装小物の雑貨店 イラストレーターが出店

雑貨店「きたるは」に取りそろえる「いなこさら」

雑貨店「きたるは」に取りそろえる「いなこさら」

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 イラストレーターオリジナルの雑貨を展示販売する「きたるは」(調布市西つつじヶ丘3)が9月2日、調布市つつじヶ丘駅近くにオープンした。

雑貨店「きたるは」店主でイラストレーターのイナコさん

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 調布市内在住のイラストレーターのイナコさんが、自身が描くオリジナルデザインの食器や和装小物を展示販売する同店。イナコさんは大手雑誌などでイラストを手がけ、現在は食を題材にする「フードイラストレーター」として活躍している。グラフィックデザイナーの経験も持ち、10年ほど前、食に使うオリジナルデザインの食器の制作を始め、イベントなどで「いなこさら」として販売してきたが、イベント販売では持参できるアイテム数に限りがあるため、全ての在庫を展示できる実店舗の開業に至った。

 商品は、和紙に模様を印刷し、それを素焼き皿に貼りつけて転写する江戸時代から続く技法「印判」を用いる。一枚一枚手作業で転写するため、「出来上がりにかすれやにじみがあるのが味わい」だという。現代的なモチーフを取り入れた「イナコ流現代版印判皿」(2,750円~)として通信販売や手作り市などで販売し、十二支をモチーフにした平皿は毎年買い求める客もいるという。

 数年前から和服にも関心を持ち、自ら着付けしたいと思うものの帯を結ぶことの難しさを感じ、気軽に帯を装着できるバックル「おりお」を開発。今春、着物イベントで販売を始め、同店でも展示販売する。

 そのほか、イナコさんのイラスト原画、印判皿を焼成する窯元のオリジナル商品、応援している輪島塗の商品なども取りそろえ、将来はギャラリーとして、さまざまな作家の作品を紹介することも視野に入れている。

 イナコさんは「街のイラストレーターとして、日常に楽しみを届けたい。物販の店が少ないつつじヶ丘の街で、立ち寄って楽しいと思ってもらえる店にできれば」と話す。

 営業時間は11時~19時(変更あり、インスタグラムで知らせる)。

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