都内を中心に展開する北海道ラーメンの店「みそ熊仙川店」（調布市仙川町3）が9月20日、調布市仙川駅近くの仙川商店街にオープンした。

北海道らーめん みそ熊仙川店店長の岡本さん

　北海道三大ラーメンである「札幌みそラーメン」「函館塩ラーメン」「旭川しょうゆラーメン」を提供する店として、2015（平成27）年に北区王子で創業した同店。都内を中心に展開し、仙川店が16店舗目となる。創業者はラーメン研究歴30年以上だという和田賢次さん。学生時代にラーメン店でアルバイトを始めて以来、ラーメン一筋で、さまざまな形態の店を経験。特に昔ながらの札幌ラーメンに魅了されて修業を重ね、現在は北海道ラーメンを軸に店舗を広げている。

　スープは、豚ガラ、鶏ガラ、豚足、香味野菜をふんだんに使い、みそラーメンには白みそをベースに甘みを加えた自家製みそを使う。麺はコシの強さが特徴だという卵麺を使用。伝統的な製法を守りながら、若い世代から年配まで、幅広い世代に親しまれる味を目指しているという。

　仙川の街に縁はなかったが、若者・ビジネスパーソン・家族連れ・高齢者など多様な人が行き交う様を見て街に元気を感じ、出店を決めた。西東京地域での出店は初めて。店舗面積は約8坪で、カウンター9席を用意する。

　メニューは「札幌味噌（みそ）らーめん」（980円）、「函館塩らーめん」「旭川醤油（しょうゆ）ラーメン」（以上880円）、「味噌つけ麺」（1,180円）などのほか、チャーハン、チャーシュー丼、ギョーザなども取りそろえる。

　和田さんは「コンビニやファミレスのように、地元の皆さんが気軽に立ち寄れる地域密着の店になれれば」と話す。

　営業時間は11時～22時。