
ガイドブック「地球の歩き方 調布市 永久保存版」(地球の歩き方)が10月23日に発売された。
真光書店に並んだガイドブック「地球の歩き方 調布市 永久保存版」
創刊から45年以上にわたり海外旅行ガイドを発行してきた「地球の歩き方」。2020年以降は「東京」「京都」「横浜市」など、国内版も展開している。調布市版は都内で初めての市版で、市制70周年を迎えた同市の見どころや魅力を、地元ライターが加わり「地元目線」で紹介する。
ガイドには、深大寺をはじめ「映画のまち調布」や「ゲゲゲの鬼太郎」ゆかりのスポット、市民お薦めグルメや銭湯、地元発企業の特集などを掲載。水木プロダクションへのインタビューやFC東京の選手のお薦めスポットなどを収録する。
表紙のイラストは、読者アンケートで1位となった深大寺を描いたもの。今年春、市内在住・在勤者などを対象に「表紙にしたい調布市の風景」をテーマにアンケートを行い、深大寺が1位、神代植物公園が2位に選ばれた。市民に親しまれている深大寺は浅草寺に次ぐ都内で2番目の古刹(こさつ)で、国宝の釈迦(しゃか)如来像(白鳳仏)や重要文化財を有する。表紙には江戸時代の大火を免れた山門や、そば店が並ぶ参道のにぎわいが描かれている。
このほか、アンケートの自由記述欄には「調布といえば鬼太郎」「鬼太郎たちを描いてほしい」という声が多く寄せられたことから、初回限定版では「ゲゲゲの鬼太郎」特別カバーを採用した。
調布市名誉市民の水木しげるさんが生前よく訪れた真光書店(調布市布田1)は、市民のほか週末には市外からも「ゲゲゲファン」が訪れる聖地として知られ、同ガイドにも掲載。副店長の今村博司さんは「調布市に絞ったガイドブックの発売は久しぶりで、発売を心待ちにしていた。予約注文も多く、市民の期待を感じている。初回限定版を、ぜひ手に取っていただければ」と話す。
仕様は256ページで、価格は2,200円。