飲食と物販の商業施設「フォレストスクエア仙川」(調布市仙川町3)が12月9日、京王線仙川駅近くの甲州街道沿いに開業した。
仙川の街の新たな憩いの場となることを目指し、不動産業を営むカワタケ(仙川町3)が手がけた同施設。同社は30年近く前の区画整理をきっかけに、単なる不動産賃貸業ではなく、自社の所有地を活用した街づくりを進めてきた。「ブロードスクエア仙川」を皮切りに、これまで8施設を整備。今回9施設目となる同施設が最後となる。
建物は地上3階建てで、延べ床面積は約5986平方メートル。同所はかつて雑木林で、川原洋平社長の先祖代々が暮らした土地で、再開発に当たっては、豊かな自然の雰囲気を残した低層の憩いの場として整備した。2階の中庭には植栽とベンチをふんだんに配し、「緑と癒やしを感じられる空間に仕上げた」という。植栽は川原社長自ら、施工会社の専門家に同行し相談しながら選定した。
施設運営は以前から取引のあった三越伊勢丹(新宿区)が担当する。テナント誘致に当たっては時間をかけ、「仙川に暮らす人たちを豊かにし、街の魅力を高める店」を誘致。川原社長自ら候補店を訪れ、多摩地区初出店の人気店など18店が入居する。三越伊勢丹の平林学マネジャーは「仙川の街をよくしたいという川原社長の思いに応えたいと考え伴走してきた。とてもやりがいを感じている」と話す。
開業と同時にオープンするのは、紅茶も取り扱う「スターバックス(ティー&カフェ)」、多摩地区初出店のカステラ専門店「デ カルネロ カステ」、京都祇園発祥の焼き肉店「京都焼肉 天檀1965 SENGAWA(せんがわ)」、浅草創業ハンバーガー店の新業態「nib(ニブ)」など9店舗。来年1月には、さらに7店舗のオープンを予定している。
川原社長は「これまでのまちづくりの集大成として、細部にまでこだわった。仙川に来たら立ち寄って、一休みする憩いの場になれば」と話す。