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調布の老舗銭湯で焼き芋販売 駐車場の一角に軽トラ、季節の風物詩

駐車場の一角で販売する「やきいも じんだいゆ」の鈴木澄子さん

駐車場の一角で販売する「やきいも じんだいゆ」の鈴木澄子さん

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 季節限定で石焼き芋を販売する「やきいも じんだいゆ」(調布市深大寺北町6、TEL 042-482-4652)が11月30日、調布の老舗銭湯「湯の森 深大湯」正面玄関横の駐車場入り口で営業を始めた。

「やきいも じんだいゆ」のホクホクした食感「すずほっくり」

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 1966(昭和41)年の創業以来、60年近くにわたり連日常連客でにぎわう老舗銭湯「湯の森 深大湯」。まき炊きだった銭湯を道路拡張工事のため、2002(平成14)年に建て替え、現在は2代目店主の鈴木庸夫さんが家族と切り盛りしている。

 妻の澄子さんが「風呂上がりに焼き芋を販売してみては」と考えたことをきっかけに、SNSで偶然目にしたという阿佐美やいも子さん主宰の「やきいもビジネズ講座」を受講し、焼き芋の焼き方から開業のノウハウまでを学んだ。中古の軽トラックや石焼き芋釜を購入し、2020年に駐車場の一角で試験的に販売を始め、翌年から季節限定でオープンした。

 サツマイモは、「米川農園佐之衛門」(茨城県鉾田市)から仕入れた、滑らかな食感と甘さが特徴の「シルクスイート」やホクホク系の「すずほっくり」を中心に、「愛こまち」「紅はるか」などを使用。大きさに合わせ、石焼きで1~2時間かけてじっくり焼き、量り売り(100グラム=180円)で提供する。

 澄子さんは「毎年楽しみにしている方がいてうれしい。今年は初日の販売直後から大勢の方が来てくれて驚いた。風呂で体を温め、おなかは焼き芋で満たしてもらえたら」と話す。

 営業は火曜・日曜の15時40分~19時30分(売り切れ次第終了)。来年5月まで。

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