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調布・仙川のギャラリーで「井原宏蕗展」 生き物の営みを彫刻で表現

「dyeing red #6」カイガラムシ・絹・アルミニウム(2025年)

「dyeing red #6」カイガラムシ・絹・アルミニウム(2025年)

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 生き物の営みを彫刻で表現する「井原宏蕗(いはらこうろ)展 Breath-Through」が現在、調布市のプラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で開催されている。

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 井原さんは1988(昭和63)年大阪府生まれ。2013(平成25)年に東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了すると、国内外で個展やグループ展を開催。2023年にイタリアで開かれた現代アートフェア「The Others art fair」でPREMIO OPERA(作品賞)を受賞した。

 特徴は、動物の副産物や痕跡などを素材にして、伝統的な技法をかけ合わせる手法。ふんを漆で固めた作品や、鳥の巣を器として見立てた作品、ミミズのふん塚を焼成して自然の造形を彫刻化した作品などがある。

 近年は、シアノバクテリアであるイシクラゲと和紙の原料であるコウゾを混ぜた「光合成する紙」を用いて、「環境によって呼吸し変化する作品」の制作と研究を続けている。

 井原さんは「これまで、生命を尊重し負荷をかけずに共に生きる表現を探ってきた。今回は、作品を通して空間そのものが呼吸し、自然の流れが可視化されるような展示を試みた。作品の生まれる瞬間の『ブレイクスルー』が呼吸を通して立ち上がり、空間全体が一つの生命体のように息づき、時間とともに変化していく姿を提示したい」とコメントを寄せる。

 営業時間は11時~18時。月曜~水曜定休。観覧無料。3月29日まで。

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