ギャラリー蔵(調布市仙川町3、TEL 080-6807-4412)で11月11日より、秋冬のドライフラワーアレンジやクイリング、ラッピング作品を展示する「麦わらぼうし 小柴裕・美詠子 二人展 2008」が開催されている。
夫の裕さんはドライフラワーアレンジ、妻の美詠子さんはクイリングやラッピングの制作を手掛けている。2人は作品展やイベント講座などをそれぞれ開催しているが、夫婦での展示会開催は同展がは初めて。日ごとに色あせていくドライフラワーは同展の開催に合わせてほんのり色づく状態になるよう工夫され、「秋から冬・クリスマス」をテーマにした。
裕さんは20年以上前からドライフラワーアレンジメントの制作を行っており、中でも親交の深い八ヶ岳のハーブガーデンと花畑を持つ「清里アンデルセン」から花材を取り寄せ、薬剤をなるべく使用せず、丁寧に自然乾燥させた作品を数多く制作。さらに、美詠子さんの細かなラッピング技術がこれらの作品をより華やかにしている。
「ドライフラワーと言っても、ただ単に花屋さんで売れ残ったしおれた花を使うのではなく、作品に合わせて一番よい状態から乾燥させる。バラは2~3分咲きがきれいで、少しもったいないが普段の生花とは違った魅力がある。色あせていく姿も美しく長く楽しめる」と、裕さんはその魅力を話す。「麦わらぼうし」とは夫婦二人のグループ名で日本の草原をイメージしているという。
開催時間は11時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。今月17日まで。