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武蔵野の森公園で公開学習会「出土プロペラで知る調布飛行場」

出土したときのプロペラ 提供:三鷹市教育委員会

出土したときのプロペラ 提供:三鷹市教育委員会

 戦争遺跡が点在する「都立武蔵野の森公園」のサービスセンター(府中市朝日町3、TEL 042-365-8435)で3月15日、公開学習会シリーズ「三鷹市大沢グラウンドの出土プロペラで知る調布飛行場2」が開かれる。

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 2000(平成12)年に開園した同園は府中市・調布市・三鷹市の3市にまたがり、調布飛行場を挟んで北地区と南地区に分かれている。東京2020オリンピックでは北地区が自転車競技ロードレースのスタート地点になり、「平和の祭典」のレガシーとして人々の記憶に刻まれた。一方で同地は第二次世界大戦中、旧陸軍が「東京調布飛行場」(現・調布飛行場)として軍事利用した歴史がある。そのため園内や周辺地域には、現在もさまざまな戦争遺跡が残されている。

 2009(平成21)年11月16日、南地区にある三鷹市大沢総合グラウンドの整備工事中に軍用機のプロペラ3基が出土した。出土場所は、現在使用中の滑走路とは別に戦時中に使われた東西向き滑走路の東端に当たる地点。2019年に1基をクリーニングしたところ銘板が現れ、「旧陸軍一〇〇式輸送機のプロペラ」であることが分かった。同プロペラは現在、サービスセンターに展示し、自由に見学できる(開館時間は8時30分~17時30分)。

 公開学習会は昨年に続き2回目。今回は三鷹市スポーツと文化部生涯学習課の学芸員、下原裕司さんを講師に招き、「出土プロペラと大沢総合グラウンド周辺の発掘調査」と題した講演を行う。共同主催グループ「調布飛行場の掩体壕(えんたいごう)を保存する会」の関係者は「プロペラが出土した状況や周辺の戦争遺跡の調査について、専門家から詳しい話を聞ける貴重な機会。自分たちが暮らす町の歴史や平和について学ぶ機会になれば」と話す。

 開催時間は15時~17時。無料。事前申込制。公園サービスセンター(9時~17時)の窓口と電話で受け付けている。

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