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府中市美術館に植物画やモリスの壁紙など150点 花との暮らしを紹介

ジョセフ・ダルトン・フッカー、ウォルター・フッド・フィッチ マグノリア・カンベリィ(モクレン科)(『ヒマラヤ植物図譜』より)1855年 Photo © Brain Trust Inc.

ジョセフ・ダルトン・フッカー、ウォルター・フッド・フィッチ マグノリア・カンベリィ(モクレン科)(『ヒマラヤ植物図譜』より)1855年 Photo © Brain Trust Inc.

 府中市美術館(府中市浅間町1、TEL 050-5541-8600)で現在、企画展「花のある暮らし ボタニカルアートとデザイン」が開催されている。

イリス・ペルシカ(アヤメ科)(『カーティス・ボタニカル・マガジン』より)1787年 Photo © Brain Trust Inc.

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 ボタニカルアートは18世紀後半、植物への関心が高まったイギリスで「花の肖像画」として人気を博した。花や葉の特徴を科学的に捉えてリアルに表現した植物画は、図鑑の挿絵として描かれた。やがて、額装して鑑賞する楽しみ方も広がった。同展では、1787年創刊のボタニカルアートを代表する「カーティス・ボタニカル・マガジン」や、世界一美しい植物図鑑といわれる「フローラの神殿」から植物画の数々を紹介する。

 同じ頃に発展した陶磁器にもボタニカルアートが取り入れられた。会場では、当時の食卓を華やかに彩ったダービー社やウェッジウッド社の平皿などを展示する。

 19世紀半ばになると、「モダンデザインの父」とも呼ばれるウィリアム・モリスが、植物をモチーフにしたデザイン作品を生み出した。現在でも人気の高いモリスやジョン・ヘンリー・ダールの壁紙とテキスタイルが会場に並ぶ。

 学芸員の音ゆみこさんは「かつて自然環境が厳しく植生の乏しかったイギリスで、人々は『花のある暮らし』に憧れた。その暮らしが現在まで続くガーデニング文化にもつながっている」と話す。「本展では図鑑、食器、壁紙などおよそ150点を展示するので、植物を取り入れた暮らしを感じていただければ」とも。

 音さんによる展覧会講座を10月18日、府中市生涯学習センター(同館から徒歩5分)で開く。参加無料、展覧会観覧券は不要。定員は先着290人(整理券は配布しない)。

 開館時間は10時〜17時(最終入館は16時30分)。会期中の休館は月曜(祝日の場合は翌日)。企画展観覧料(コレクション展を含む)は一般=1,000円ほか。10月10日〜12日は「市民文化の日」で全員無料(混雑時は入場規制あり)。11月29日まで。