調布の立ち飲みワインバー「調布バル・カベソン」(調布市布田1、TEL 042-499-3727)の「その場で切り分ける」ハモンセラーノが人気を集めている。
スペインのバルを再現した同店は、今年6月にオープンした。グリーンを基調とした店内は黒板で作られた壁とカウンターが設けられ、スペイン料理とワインを1メニュー500円で提供している。
同店名物の「ハモンセラーノ」は、スペインでは一般的に食べられている生ハム。同店は注文が入ると目の前で切り分けるため風味が良く、来店客のほぼ全員が注文するという。シェフの鈴木有紀子さんは「賞味期限が半年あるが、たくさんの方に食べていただけるので、うちでは1カ月ももたず、20日くらいでなくなってしまう」と話す。
タパス(小皿料理)は「スペインオムレツ」や「牛トリッパのトマト煮」などの本格スペイン料理に加え、パスタやリゾットなど常時20種類以上のヨーロッパ料理を用意。スペインから生地を取り寄せて焼くパンも1コインで盛り放題に。さらにシェリー酒やサングリアも豊富にそろえ、ワイン約10種類をグラスで提供する。
「気取らず気軽にスペイン料理を楽しんでもらうのが、この店のコンセプト。お客さん同士の交流が生まれて、それを楽しみに店を訪れてくれる方も多い。今後は料理やデザートのメニューを増やしていき、パエリアも提供したい」と鈴木さん。
営業時間は16時~23時30分。