調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で10月27日、日活芸術学院(調布市染地2)の1年生が同市内9商店会と連携して制作した商店街コマーシャルの試写会が行われる。
同企画は、地域と連携した取り組みを行いたい同校と中心市街地の活性化に向けたPRをしたい調布駅・布田駅・国領駅周辺の9つの商店会を同市が橋渡しをして実現。今年9月に生徒たちは9班に分かれて実習を始め、各商店会に企画書の提案や説明会を開いた。
今月5日には、8商店会で一斉に撮影を実施。「ゲゲゲの鬼太郎」などのモニュメントが置かれ、観光客でにぎわう「天神通り商店会」では「あなたにとってぬくもりって何ですか?」をキャッチコピーに、販売店やスーパーの店主らが「ぬくもり」をテーマに書いたフリップボードとともに店主の笑顔を撮影した。
監督コースの鶴田祐士さんと上村浩平さんは「街に出て撮影することは、プロの現場を実感できるので楽しい。少々の問題はあったが、商店会の皆さんにバックアップしてもらえて順調に撮影ができた」と話し、制作班リーダーの安藤満さんは「この撮影で、コミュニケーションの大切さを勉強した。日本映画の黄金時代を復活させ、『映画のまち・調布』をPRしていきたい」と今後の意気込みを話す。
同試写会では商店会による採点が行われ、優秀作品賞などを表彰する。CMは11月上旬から同市観光案内所「ぬくもりステーション」で上映する予定。