調布の銀細工店にクリスマス商品-誕生年やイニシャルでオリジナルに

オーナーの関さんが手作りするシルバーコインストラップを、元デザイナーの奥さんがラッピングをする

オーナーの関さんが手作りするシルバーコインストラップを、元デザイナーの奥さんがラッピングをする

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 銀細工店「シルバースミス・ニバック」(調布市布田1、TEL 042-489-7351)は現在、クリスマスを来週末に控えギフト商品の準備に追われている。

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 1997年創業の同店は、オーナーで銀細工職人の関カオルさんがアパレルメーカーを退職し、かねてより夢だったという銀細工の技術を習得して開店。2007年に現在の場所へ移転した。工房兼店舗面積は5坪で、店頭販売のほかインターネットでのオーダーも受け付けている。

 クリスマス用のギフトとして多く注文を受ける商品は、銀貨を使った「コインストラップ」や「コルノ」と呼ばれる角の形をしたアクセサリー。欧米では生まれた年の銀貨はラッキーコインと言われ、お守りにされる。同店では本物の古銀貨を直輸入して、贈答相手の誕生年やイニシャルに合わせたオリジナル品を作る。クリスマス以外にも誕生日や還暦祝い用にも注文を受けている。

 コルノは「角」という意味のイタリア語で、神の象徴や力のシンボルで古くから伝わる厄よけのお守り。ヨーロッパでは家内安全として部屋に飾ったり、交通安全として車内につるしたりする。同店では唐辛子のような細長い円錐形(角型)のモチーフをストラップやキーホルダー、ネックレスやピアスなどに加工して販売。イタリアでは赤色のコルノは厄よけ効果が高いとされ、同店でも銀製コルノにイタリアンレッドのエナメル着色した品がクリスマスギフトとして人気が高いという。

 関さんは「商品はもちろんラッピングもこだわっている。ストラップを試験管に入れたユニークな梱包(こんぽう)や妻がデザインしたカードやリボンで飾るなど、贈り手の気持ちが伝わるように丁寧に包んでいるので、大切な人へのプレゼントとして喜んでいただいている」と話す。

 営業時間は12時~18時。水曜定休。

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