調布の演劇企画集団「人」、せんがわ劇場で第1回公演へ

ちらし

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 調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)で9月18日・19日・20日、演劇企画集団「人(じん)」の第1回公演「母の詩 愛の歌」が行われる。

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 同集団は、昨年6月に大西桂太さん(77)を代表に調布市を拠点に結成され、「人が人らしく生きられない」今の日本の状況に疑問符(?)をつけ、その中で必死に生きている人に感嘆符(!)をつけることにより「人の心に響く」作品をつくっていこうと集まった声優や俳優、舞台スタッフの集団。

 大西さんは1956年早稲田大学演劇科に在学中にぶどうの会演出部に入団。木下順二さんや岡倉士郎さんに師事。その後、日本合唱センターや劇団アトリエ座、劇団どらま座、声の劇団イマージュなどを設立。演出、劇作に専念する傍ら声優、映像作家、外国映画の日本語版制作(翻訳・演出)などを手がけ、演劇専門学校やプロダクション養成所の講師なども兼任している。

 公演は、朗読構成劇「母の詩 愛の歌」で、子守唄やわらべ歌、小説やドラマをオムニバス形式でさまざまな角度から「母」を表現する。原爆の中で子どもを守り育てた「強い母」や認知症になった「守るべき母」など、たくさんの「母」を語り、命と平和の大切さを伝えると同時に、「命を生み出す母親は命を育て、命を守る」と再確認させる作品となっている。

 大西さんは「母と子で涙を流して見ていただきたい作品。特に若者には、愛はちゃんとあるんだ、命をもっと大切にしようと伝えたい」と話す。

 公演時間は各日14時~と19時~の1日2回。チケットは、一般=2,000円、学生=1,500円。プレビュー公演(18日14時~)=一般1,000円、平日マチネ(19日14時~)=一般1,500円、母子ペアDay(20日14時~)=母子2,000円(予約のみ取り扱い)。

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