調布の仙川駅周辺の飲食店などで現在、被災地への寄付活動などを目的とした支援活動「仙川発・被災地応援プロジェクト『仙川でごはん!』」が行われている。
同プロジェクトは新聞販売・配達店「ASA仙川」(調布市若葉町3)が発行し、同地域で配布している月刊情報誌「おむすびクラブ」を編集する小森さんが、東日本大震災の影響で外食離れが進み休業状態の飲食店らが増えたことから、地元飲食店を盛り上げながら被災地援助ができないかと思いついた。早速ツイッターで投げかけたところ、同地域の飲食店や住民などから賛同の声が集まり、同店や仙川商店街の協力で実現した。
内容は、同プロジェクト参加店で飲食や買い物などをした代金の一部を、日本赤十字社を通して被災地へ届ける。募金だけではなく、外出することによる節電、地元飲食店の応援、経済活動も盛り込んでいる。当初は飲食店専用の企画だったが、被災地の助けになりたいという飲食店以外の眼鏡店や理容室、合鍵や靴修理店なども参加し、現在15店が参加している。
小森さんは「被災地から離れた場所で日常生活を送りながらも、被災地を助け応援することができるプロジェクト。仙川を舞台にみんなで支え合い、被災地を復興していきたい」と話す。
開催期間は4月20日まで。