調布の里山の雑木林について知り維持管理の方法を学ぶ「雑木林塾」が5月22日、開講する。
同塾は2001年から開催され今年で11回目を迎える。全6回の講座は、昭和30年ごろまで生活と農業に深く関わってきた雑木林についてその歴史とともに学べる座学を午前中に、枝打ちなどの実地研修を午後に行う。市民で構成される「調布環境市民会議」が運営主体となり、講座の内容も同会議が決定した。
調布は国分寺崖線(がいせん)が中央を走っており、土地活用の困難さから、都内でも自然林が数多く残っている地域の一つで、同崖線上を中心に緑地が点在している。その緑地の一つは同塾を卒業したメンバーが多く所属する市民団体が管理している。
担当する調布市環境政策課の宮田さんは「水と緑が豊かな調布の自然とのふれあいを経験し、また環境に携わる市民活動の推進にもつなげていきたい。多くの人に参加していただき、次世代にこの自然を引き継いでいきたい。」と話す。
当初は参加者のほとんどはシニア層で占められていたが、最近では環境問題に対する意識の高まりを反映し、30~40代の参加も増えているという。
定員は30人。現在受講生を募集しており、まだ空席がある。申し込みは調布市環境部 環境政策課へ電話(TEL 042-481-7086)まで。締め切りは今月18日。