味の素スタジアム(調布市西町)の被災者避難施設が閉鎖となった翌日の5月23日、震災に伴い同スタジアムに設置された「調布市被災者支援ボランティアセンター」の被災者支援記録「調布ボラセン 活動記録50日」がホームページで公開された。
同記録は電子書籍の形態で、震災当日から同センターの開設まで揺れ動いた12日間を第1章として公開。同センター長の嵐祐子さんと、2,800人以上のボランティア登録を集めるホームページを立ち上げ、情報チームリーダーとなる柴田哲史さんとのメールでのやりとりを中心に掲載している。開設に伴う関係機関との調整についてのコラムなどもある。
同記録は6章構成の予定で、支援プログラムの検討、リラクゼーションルームや学習室の設置、住居相談の様子、公開1カ月で100万ページビューを達成したホームページの仕組みへと続く。
同記録の執筆者である柴田さんは「ホームページやセンターが新聞やテレビで良い事例として紹介されたこともあり、記録をまとめ公開することにした。他の避難所を運営する自治体やボランティアセンターの参考に少しでもなり、より良い被災者支援につながればうれしい」と話す。
第2章は6月中旬に公開予定。