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調布・角川大映に国内最大級の新スタジオ-ポストプロダクション棟も

日本最大級クラスのスタジオを建設した調布・角川大映撮影所

日本最大級クラスのスタジオを建設した調布・角川大映撮影所

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 調布にある角川大映撮影所(調布市多摩川6)に8月1日、日本最大級クラスのスタジオがオープンした。

角川大映撮影所新スタジオの外観。ポストプロダクション棟も10月オープン予定(関連画像)

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 同スタジオはGスタジオと呼ばれ、幅25メートル、奥行き40.3メートル、高さ10.5メートルで、面積は1007平方メートル(311坪)。同スタジオに隣接したポストプロダクション棟は10月のグランドオープンを目指し現在工事中で、これに先行してGスタジオと付帯設備の稼働を開始した。

 同撮影所は映画やドラマ、CMの撮影用スタジオとして使用されているが、クランクアップ後の映像や音の編集などの仕上げ作業は、外部のポストプロダクションスタジオで行われていた。最新設備のポストプロダクション施設が完成すれば、映画の撮影から仕上げまでの作業が同撮影所で行うことが可能になる。

 同撮影所は1933(昭和8)年に日本映画の多摩川スタジオとして建設されたのが始まりで、その後、大映東京撮影所となる。その後、角川グループの傘下に入り旧スタジオを2004年に全面リニューアル。2006年に新スタジオ棟(A、B、C、Dの4スタジオ)がオープンし、2010年にはGスタジオとポストプロダクション棟の建設工事を始めた。ここでは「静かなる決闘」(黒澤明監督)、「白い巨塔」(山本薩夫監督)、「Shall We ダンス?」(周防正行監督)や昭和と平成のガメラシリーズ、その他数々の作品が撮影され、2009年の「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作、渡辺謙主演)はGスタジオ建設前の旧スタジオで最後に撮影された作品。

 同撮影所スタジオ管理部の吉村健治課長は「映画などの制作者のニーズに応えることができる最新設備の施設にした。今後はGスタジオとポストプロダクション設備を活用した新たな事業なども展開できれば」と話す。

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