調布市観光協会(調布市小島町3、TEL 042-481-7308)が発行した「蕎麦巡りマップ」の配布が始まり、深大寺周辺のそば店では年末年始の営業時間も発表され、年越しと新年を迎える準備が進んでいる。
浅草の浅草寺に次ぐ古刹(こさつ)として知られる同寺の周辺には21店のそば店が立ち並び、除夜の鐘から初詣までの観光客が名物「深大寺そば」を食べに訪れる。今月23日には、21店舗の麺のかたさやつゆの味をわかりやすくまとめた同マップが配布された。
マップ発案者である調布市観光ボランティアの幸道さんは「多くのお客様から質問のある深大寺のそば店について、出来る限り細かく情報を掲載した。各店それぞれに個性があるので食べ歩いて自分好みの味や店を探し出してほしい」と話す。
そば店の中には大みそかから元旦まで終夜営業する店もあり、深大寺周辺が年越しと新年を祝う人たちでにぎわう。割烹・会席料理「水神苑」(深大寺元町5)内にある、落語家の柳家喬太郎さんがプロデュースした江戸時代の風情を再現した露天風のそば店「大當りや(あたりや)」は12月31日の15時から翌朝元旦の午前3時まで営業する。
同店の前田店長は「にぎやかな深大寺の雰囲気を感じられる屋外席で江戸の味を再現している年越しそばを食べ、いつもと違う年末年始を楽しんでほしい」と話す。