調布市が10月、スマートフォンによる納税を始めた。携帯電話と合わせ、モバイル端末による本年度の納税は1200件を見込み、昨年度より約30%増加になるという。
納税は、端末に内蔵のカメラを使って納付書に記載されている「バーコード」を読み取り支払う。スマートフォンの場合、読み取り用のアプリケーションを使用。表示された画面で納税の種類を確認後、取り扱い可能な金融機関が表示され、希望する銀行などを選択し支払い手続きに進む。
対応するスマートフォンは、10月の開始時点で、NTTドコモ=5機種、au=2機種、ソフトバンク=3機種の10種類。収められる税金は、軽自動車税、市都民税(普通徴収)、固定資産税・都市計画税(土地・家屋)、固定資産税(償却資産)、国民健康保険税の5種類。納付額が30万円以下のものでバーコードが印刷されているものに限る。
調布市はNTTデータの「モバイルレジ」を採用しており、多摩地域では同じシステムを採用している府中市、福生市との同時開始となった。