集合住宅などのゴミ集積所の清掃を請け負う「管理人代行サービス」（調布市富士見町4、TEL 042-482-2200）が昨年10月に公開した携帯サイト「調布市ゴミカレンダー」が、年末年始にかけてアクセス数を伸ばした。

　同市のゴミの分別は「燃やせるゴミ」「燃やせないゴミ」「プラスチック」「ペットボトル」など7種類に分けられ、地域ごとに収集日が異なる。同サイトは市内26町別のゴミ収集日をカレンダーで知らせる情報サイトで、ゴミの出し方なども掲載する。アクセスすると当日以降のカレンダーが表示されるのが特徴。同サイトにアクセスしたという女性会社員は「自宅に市から配られたカレンダーを貼っているが、携帯サイトは勤務中でも見ることができるので大掃除の予定を立てるのに便利だった」と振り返る。

　調布市が紙面の「ゴミカレンダー」を発行しているが、「行政のサービスで手が届かないことは民間でやろう」と社会貢献の一環として同サイトを立ち上げた同社の箕輪雅則社長は「携帯電話は若者を中心に大多数が持つアイテム。業務で単身者向けの住宅清掃を扱うことが多いことが、携帯サイト開設につながった。携帯電話は未来の物事を見るためのアイテムと考え、過去の情報は掲載せず見やすさも重視した」としたうえで、「今後は調布市のイベント情報なども掲載して見る楽しみがある充実したサイトを目指したい」と話す。