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調布・仙川のギャラリーで「細密鉛筆画と社寺画の世界」展

篠田教夫さんの細密鉛筆画「東大寺盧舎那仏坐像」(163×115mm)

篠田教夫さんの細密鉛筆画「東大寺盧舎那仏坐像」(163×115mm)

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 仙川のプラザ・ギャラリー南パティオ(調布市仙川町1、TEL 03-3300-1010)で1月7日、篠田教夫さんの「細密鉛筆画と社寺画の世界」展が始まった。

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 篠田さんは1947(昭和22)年神奈川県生まれ。1974(昭和49)年独立美術協会展に入選して以来、銀座などのギャラリーで個展を展開。2007年目黒区美術館で「線の迷宮II-鉛筆と黒鉛の旋律」を開催。2008年に神仏霊場巡拝の道公式ガイドブック「神と仏の道を歩く」(集英社新書ヴィジュアル版)の作画と監修を担当した。翌年には、集英社ウィークリー・コレクション「週刊古社名刹(めいさつ)巡拝の旅」の挿絵を制作。

 同展では、ガイドブック「神と仏の道を歩く」で担当した伊勢神宮内宮・外宮、東大寺盧舎那仏像、法隆寺、延暦寺などの細密鉛筆画の原画15点と創作の細密鉛筆画、合わせて約25点を展示する。「神仏霊場巡拝の道」は、宗教学者の山折哲雄さんの提唱により2008年9月に創設された新しい巡拝ルートで、近畿地方の古社や名刹が宗教・宗派の違いを超えて手を結び伊勢神宮から比叡山延暦寺までの151社寺をつないだ霊場。篠田さんの作品には神社仏閣の複雑な建造物が、手のひらほどの小さな原画サイズに驚くべき緻密さと正確さで描かれている。

 会期中、篠田社寺朱印画のポストカードとB5和紙などを販売する予定。売り上げは、東日本大震災への義援金として全額寄付する。

 開館時間は10時~18時30分。水曜休館。入場無料。今月29日まで。

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