フランス料理店の「スリジェ」（調布市小島町2、TEL 042-443-0022）は5月20日から、移転1周年記念メニューを提供する。

　同店は調布駅北口に1974年にオープンしたが、区画整理に伴い昨年5月15日に調布市グリーンホール横に移転リニューアルした。「スリジェ」はフランス語で「サクランボ」の意味。店舗面積は200平方メートルで、レストランは30席、サロンは50席を用意。サロンはガラス張りで明るい店内で、入口には店長・豊嶋正さんの友人が描いたサクランボの油絵を飾り、シャンソン音楽が流れる。レストランはバーカウンターもあり、「絵と音楽、そして料理との融合を目指している」（豊嶋さん）。

　移転1周年記念メニューは通常8,000円以上のフルコースを5,775円で提供する。調布市との姉妹都市である木島平産の食材を使う料理は、安全安心の食材をテーマに構成。サーモンやグリーンアスパラなど、旬の特産品を取り入れ、木島平産の白米を使用したデザートの盛り合わせがコースの最後を締めくくる。サロンでは期間中、焼き菓子やショコラ、マカロンなど好きな菓子1個をプレゼントする。今後はサロンでも木島平産の食材を使った料理を提供する予定。7月末までの調布市プレミアム商品券も利用できる。

　豊嶋さんは｢店舗が移転して客層の年齢が上がり、古典的なフランス料理を求める客が増えた。そのためコース仕立てでクラシカルな空間のレストランと、料金も手ごろで気軽に味わえるビストロ料理を提供するサロンに分けた。グリーンホールの利用者には、サロンで軽食や喫茶ニーズで応える｣と話す。

　営業時間は、レストラン＝11時30分～14時30分、17時30分～21時、サロン＝11時～21時。月曜定休。移転1周年記念メニューの提供は今月27日まで。