調布駅前で30年以上続いた「みやこ焼き」、閉店へ-常連客ら惜しむ声

シャッターを閉じた「みやこ焼き」。

シャッターを閉じた「みやこ焼き」。

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 調布駅南口の今川焼き店「甘味焼き菓子 みやこ焼き」(調布市小島町)が5月25日に閉店し、惜しむ声が出ている。

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 約30年前に創業した同店は、調布駅前通り沿いに約3坪の店舗で営業。当時は1個15円から販売、ボリュームと中身のダイナミックさで現在でも1個90円で販売している。種類は「粒あん」「白あん」「クリーム」の3種類で、学校帰りの学生からOL、年配者まで親しまれてきた。

 今月上旬に閉店の告知文が店舗に掲出して以来、常連客などからのネット上の書き込みや口コミが広がり、連日20人ほどの行列ができるようになった。現在でも閉店を知らせる告知に見入り、立ちつくす客の姿が多く見られる。

 30年ほど前には地元小学生の間ではやった「50音の替え歌」でも「みやこ焼き」が入っていたほどで、地元からは惜しむ声が多く、まとめて10個以上購入する客も見受けられる。

 調布で生まれ育ち、小学校低学年の頃から食べ続けている40代男性は「閉店の話を聞いてびっくりした。いつも行列が絶えず、手にずっしりくるボリュームが大好きだった。『調布で差し入れだったらここ』と決めていたのに…」と残念がっていた。

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