狛江の劇団「グスタフ」が新春公演 京都の料亭舞台に人間愛描く

劇団「グスタフ」の新春公演「おいでやす」稽古の様子

劇団「グスタフ」の新春公演「おいでやす」稽古の様子

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 シアターグスタフ(狛江市東野川1、TEL 03-5497-6996)で2月18日~21日、狛江市を活動拠点とする劇団「グスタフ」が新春公演「おいでやす」を上演する。

新春公演「おいでやす」の稽古風景

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 映画、テレビ、CMなど数多くの映像作品を手掛けてきた演出家の抱(かかえ)晴彦さんが代表を務める同劇団は、「映像では伝えられない生の演技の素晴らしさを伝えたい」と23年前に設立。スウェーデンの演目を上演したことをきっかけに、同国のカール16世グスタフ国王の名前を劇団名にし、20年間同大使館で公演を行ってきた。

 広い稽古場を探していた約17年前に、現在の場所を見つけ、2階建ての倉庫を改築、天井約8メートルの専用劇場を構えた。同劇場での定期公演のほか、都内の大劇場、神楽坂の矢来能楽堂や調布市内の学校などで公演を行っている。

 同公演は2つのグループに分かれた役者による1日2回公演。ストーリーは、京都の料亭「ひいらぎ亭」を舞台におかみや板前、そこに出入りする業者たちや娘たちの人間愛を描く。

 食のコンテストで金賞を受賞したことがある抱さん自ら、劇団員に本格的な包丁さばきを指導。板前の技や京料理の食べ方などを披露するほか、終演後は観客に「おいしいサプライズ」も用意しているという。

 抱さんは「今回は京都の料亭を舞台に、日本社会が抱える食の問題も取り入れながら、食に関わる人々をコミカルに描いている。シアター全体が料亭になったセットも見どころの一つ。舞台を通して、今一度日々の『食』を見直していただけたら」と話す。

 開演時間は、18日・19日・20日=13時・19時、21日=14時・17時30分。前売り=4,500円(事前振り込み)、4,900円(当日会場支払い)、当日=5,200円。

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