調布・実篤記念館に金メダリスト谷本歩実選手ら-「もう一息」励みに練習

熱心に実篤の資料を見る谷本選手(中央)、松岡監督(右)、渡邉選手(左)

熱心に実篤の資料を見る谷本選手(中央)、松岡監督(右)、渡邉選手(左)

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今年6月に行われた全日本実業柔道団体対抗大会女子一部で、3年連続通算7回目の優勝を飾ったコマツ女子柔道部の松岡義之監督、アテネ、北京五輪2大会の金メダリスト谷本歩実選手(63キロ級)、2009年全日本選抜体重別優勝の渡邉美奈選手(70キロ級)が7月30日、 調布市武者小路実篤記念館(調布市若葉町1)を訪問した。

実篤記念館で記念写真

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 同柔道部は北京五輪を間近に控えた昨年4月、松岡監督の強い希望で、実篤の詩「もう一息」を同柔道部永代道場(江東区)にパネルにして掲げ、現在も実篤の言葉を励みに日々練習に打ち込んでいる。今回の訪問は、谷本選手が実篤の人物像や同詩が生み出された背景などに興味を持ったことから実現した。

 選手たちは説明を聞きながら熱心に実篤の作品や写真などを見学。谷本選手は1日も欠かさず筆を持っていたという実篤の話を聞く中、「『もう一息、もう一息と言うけれど、もう十分じゃないですか』と先生(松岡監督)ともめたことがある。追求するためには必要なことなのに」と「もう一息」の大切さを話した。

 館内を約2時間かけて見学した後、「プラス思考で自然体な実篤さんに親しみを感じた」と渡邉選手。谷本選手は「どのような目線でこの詩を書いたのか、ずっと知りたいと思っていた。金メダリストでも『てんぐ』にならない先生を手本にしているので、実篤さんはとても親しみやすい。勝ちにこだわるのではなく、勝ち方にこだわっていることが間違いではなかったと確信した」とアスリートとしての一面をのぞかせた。また、松岡監督は「人として考えさせられ、勉強になった。勝負の世界ではどんな形でも勝ちは勝ちだが、記憶に残り感動を与える勝ち方こそが真実の勝利。これからも勉強をして指導の場で生かしたい」と話した。

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