調布の寺で小学生野外体験イベント「冒険村」-52人がテント生活

今年は小学1年から4年生まで53名が参加した。

今年は小学1年から4年生まで53名が参加した。

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 祇園寺(調布市佐須町2)で8月23日・24日、小学生が1泊2日のテント生活で野外体験するイベント「かしわの冒険村」が開催された。主催は、調布青年会議所を中心とした実行委員会。

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 地域と自然にふれあうことを目的に企画された同イベント。2回目となる今年は53人の小学生が参加した。昨年度は「かしわの冒険王国」として80人以上が参加したが、今年はコミュニケーションを重視するため50人程度に絞り込んだ。内容は「先代国王が無駄遣いして国から村へ小さくなってしまった中、村長と一緒に先王の隠し財産をさがそう!」というストーリーで展開した。

 1日目は、リーダーや役割分担を決めたグループでテントを設営。近隣にある深大寺自然広場(通称「かに山」)で広場全体を使用した隠し財産を探す「大宝探し」や、地元のゆかり温泉から提供された温泉で露天風呂を設営、入浴した。夕食後は「星のソムリエ」による天体観測などを行った。2日目は5時30分に起床し、同寺などを掃除した後、座禅体験などを行い、野外工作として竹灯籠(どうろう)を制作した。

 同実行委員会の根本哲也委員長は「子どもたちが発見したことをそこで終わらせるのではなく、育てる環境を作ることが大切。創造性を養い、判断能力を育てることに通じればという思いで企画した。キラキラした子どもたちの目の輝きを見ることができたので安心した」と振り返る。

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