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国立天文台で公開企画「三鷹・星と宇宙の日」 テーマは「冷たい宇宙・熱い宇宙」

直径2メートルの巨大なバルーンに観測された太陽の写真を投影した 「ソーラープロジェクションマッピング」。(昨年の様子)©国立天文台

直径2メートルの巨大なバルーンに観測された太陽の写真を投影した 「ソーラープロジェクションマッピング」。(昨年の様子)©国立天文台

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 「国立天文台」「アストロバイオロジーセンター」「東京大学天文学教育研究センター」「総合研究大学院大学天文科学専攻」(三鷹市大沢2)で10月13日(プレ公開)・14日(本公開)、キャンパス内のさまざまな施設を公開して最新天文学を紹介する「三鷹・星と宇宙の日2017」が開催される。

4次元デジタル宇宙(4D2U)を行き交う大勢の来場者。(昨年の様子)© 国立天文台

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 例年、天文ファンや親子連れなどでにぎわう同イベント。昨年は2日間で約4500人が来場した。今年は「冷たい宇宙・熱い宇宙」をテーマに、関連する講演会や展示発表などを行う。

 13日はミニ講演会として、東京大学天文学教育研究センターで山口正輝特任研究員による「熱い宇宙の代表格:ブラックホールを探せ」(16時15分~)、国立天文台で下条圭美助教による「どうやって星の温度を測ろうか?」(17時30分~)を開催する。

 14日は講演会として、東京大学天文学教育研究センターで宮田隆志教授による「チリ・アタカマから観る『暖かな』宇宙」(11時30分~)、国立天文台で長谷川哲夫上席教授による「アルマ望遠鏡が見つめる冷たい宇宙」と鹿野良平准教授による「宇宙から観る熱い太陽コロナの姿」(13時15分~)を開催する。

 理論研究部と4次元デジタル宇宙(4D2U)プロジェクトは、立体映像を使った「ミニ講演会」や、お茶を飲みながら天文学者と話をするサイエンスカフェ「Cafe Riron」を行う(14日、整理券の必要な回あり)。中央棟ロビーでは「研究者に質問してみよう!」コーナーを設置し、天文の質問に研究者が直接答える。

 本格的な天文情報以外に、幼い子どもでも親しみやすいクイズや体験コーナーを各所で展開する。構内またはキャンパスを巡りながらスタンプを集めると、オリジナルグッズがもらえる「スタンプラリー」も実施。グランドなどでは、実際に太陽黒点や星を観測する天体観測を開催する(雨天中止)。巨大のバルーンに宇宙を映し出す「ゆにたま」特別企画も行う(荒天中止)。

 隣接する「三鷹市星と森と絵本の家」でも同14日、「三鷹市星と森と絵本の家秋まつり2017」(11時~16時)を開催する。「むかしなつかしほのぼのスペース(宇宙)」として、台内の大正時代の建物を保存活用した施設でクラフト工作や「ICU留学生のおはなし会」などの催しを行う。

 開催時間は、13日=14時~19時、14日=10時~19時(入場は各日18時まで)。時間・会場・整理券配布など詳細は特設サイトで確認できる。いずれも入場無料。当日は駐車場がないためバスなどの公共交通機関での来場推奨。自転車とバイクの駐輪場あり。障がい者など車での来場希望者は、国立天文台(代表、TEL 0422-34-3600)へ要問い合わせ。

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