縁結びの寺・深大寺を舞台にした恋愛小説-活性化狙い公募始まる

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 調布市の深大寺(調布市深大寺元町5)を舞台にした深大寺短編恋愛小説「深大寺恋物語」の公募が1月1日から始まった。

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 今年で5回目となる同公募は、深大寺地域の活性化のため2004年に設立された事業で、「寺院開創伝説が恋愛にまつわる話だったこと」が企画のきっかけとなった。調布青年会議所や深大寺そば組合、深大寺奉賛会、市民活動支援団体などが実行委員会を立ち上げ、さまざまなかたちで展開している。審査員は直木賞作家の村松友視さん、井上荒野さん、元河出書房編集長の藤田三男さん。

 参拝者が一番多いこの時期に合わせ募集を開始することで、より多くの人に公募を知ってもらうのが狙いで、年末より深大寺近辺のそば店などでポスターを掲示している。実行委員長を務める大前勝巳さんは「前回は289点の応募をいただいた。毎年応募数が増えておりこの事業の広がりに手応えを感じている。今後は集まった作品の展開にも力を注ぎ、深大寺地域の活性化だけでなく『映画の街 調布』の一助となれるよう頑張っていきたい」と話す。

 募集内容は「深大寺」という歴史ある寺、その門前に位置する数多くのそば店や土産店、「東京都立神代植物公園」をはじめとするその界隈の「豊かな自然や花と緑」を盛り込んだ現代のラブストーリーを4,000字以内で創作するもの。賞金は最優秀賞10万円(1編)、審査員特別賞5万円、調布市長賞など。募集要項は公式ホームページで公開しているほか、同事務局(TEL 042-487-4282)でも案内する。

 締め切りは7月10日。

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