調布・せんがわ劇場で観客参加型の推理劇 完全解答した観客発表も

演劇ユニット「カスタムプロジェクト」

演劇ユニット「カスタムプロジェクト」

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 調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1)で8月11日から3日間、演劇ユニット「カスタムプロジェクト」が「第4回公演『因習の村にて』」を上演する。

稽古の様子

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 劇団という形ではなく、作品ごとに役者を集めて公演を行う同ユニットは、「演劇とはサービス業である」を理念に、2008年に「受付の女たち‘04」を初上演、2010年には「ミス・コン」を上演した。2016年の第3回公演「吹雪の山荘にて」で観客参加型の推理劇を企画し、好評を得たことから、今回の公演でも同企画を盛り込んだ。

 同公演は、閉ざされた因習の残る村で有力な地主が他界し、莫大(ばくだい)な遺産をめぐり相続争いが起きる中、次々と相続人が他殺されていく内容。観客は、犯人と遺産の隠し場所を推理する。役者が事件のあらましを演じる「出題パート」と出題パートで出たヒントと捜査資料を基に観客が推理し、解答用紙に記入・提出する「推理パート」、事件の全貌を役者が演じ解決する「解決パート」の3パートに分け公演し、犯人とその根拠を完全解答した観客の発表も行うという。

 同ユニットの脚本・演出を担当する東幸希さんは「前回の公演では、お一人で観劇する方が多かったが、解決パートで正解の解説に一喜一憂し、客席には一体感が生まれ、楽しんでいただけた。お一人さまでもグループでも、ミステリが好きな方もそうでない方にも楽しんでいただける推理劇なので、ぜひ、あなたの推理でこの事件に導いていただきたい」と話す。

 開演時間は、8月11日・12日=13時30分、18時30分、13日=13時、17時30分の各日2公演。チケット料金は、前売り=3,000円、当日=3,500円。

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