調布の神代団地内に店舗兼事務所を構える編集チーム「手紙社」(調布市西つつじヶ丘4、TEL 042-426-4383)は9月22日・23日、京王閣(調布市多摩川)で「パンフェス」を開催する。これまでに取材をしたり、実際に食べ歩いたりして探し出した全国の名店の中から、独自の視点でセレクトしたパンに関連する店約100店が集結する。
会場では雑貨も販売。写真は荻窪の「中野活版印刷店」のポストカード。調布市在住の「はらこ」さんがデザイン。
当日はパンの出店をはじめ、トークショーやライブイベント、雑貨や書籍などの販売を予定し、パン作りのワークショップやパン店開業のための相談室などを実施。パン好きの30代を中心とした女性をターゲットに、2日で7000人の来場を見込んでいる。
同社は取材で培った情報を基に、これまでにも市内各地で新しい視点でイベントを企画。多摩川の河川敷で行う「もみじ市」、味の素スタジアムでは「カフェ&ミュージックフェスティバル」を開き、独自の切り口や選定眼が30代を中心に受け入れられている。
同イベントの会場となる京王閣では、今年5月に「第1回東京蚤の市」を企画・開催。2日間で7300人が来場。かつて遊園地だった名残から、緑に囲まれたのどかな雰囲気のある競輪場が、新たな視点で活用されたことや、多くの来場者があったことで、各方面から注目されている。
担当する同社の藤枝大裕さんは「今年5月に調布パルコで行った第1回『パンフェス』で手応えを感じ、今回はもっと大きな規模で、かつ、全国のパン屋さんが集結するイベントにしたいと企画した。これまでにないパンに特化したフェスティバルで、名店ばかりが集まる貴重な機会。おいしそうなパンの香りと、ライブの心地よい音楽に包まれながらゆったりと楽しんでいただければうれしい」と話す。
開催時間は11時~17時。入場料300円(未就学児無料)。雨天決行。