新店のオープンが相次ぐ調布市仙川駅前エリアのブロードスクエア(調布市仙川町1)1階に1月27日、「新感覚」のインド料理店「ローカルインディア」(TEL 03-3309-8616)が開店し、主婦や家族連れ、仕事帰りの人など幅広い客層が利用するなど、当初の売り上げ目標をクリアする順調な滑り出しを見せている。
ガラス越しに店内の落ち着いた雰囲気が伝わる「ローカルインディア」の外観
2003年創業のオリエンタルダイニング(渋谷区)が運営する同店。社長の宮将司さんは、サラリーマンを辞め、飲食業で起業しようと事業形態を探っていたところ、ふとひらめいたのが当時増え始めていたインド料理店。インド人が経営する店が大半の中、「本場の雰囲気や味をそのまま日本に持ってきたままの店であることに疑問を感じていた」という。「日本人は大のカレー好き。私もその一人だが、その当時目にするインド料理店は癖がありすぎると感じて取り付きにくかった」と振り返る。多くの日本人が「おいしい」「心地よい」と感じる、「新しいインド料理店」を目指し、恵比寿に「ローカルインディア」を開店。あくまで日本人がイメージするエスニックな雰囲気とマニアでなくてもおいしいと感じる普遍的な味、宴会利用にも対応する多彩なメニュー構成などで、徐々にオフィス街の人気店として名を知られるようになった。その後、町田やひばりが丘にも進出。昼間利用の主婦層への人気にもつながった。
店舗面積は73.83平方メートルで、席数は40席。内装は竹やヤシの葉を使い、くつろげる雰囲気を心掛ける。乳幼児連れでも入りやすいようベビーカー置き場やおむつ替えシートも用意。ボックス席も設け、グループ単位でも利用しやすい設計にしている。メニューはカレー2種、ナンまたはライス、サラダ、ドリンクが付くセット(ランチのみ、950円)、恵比寿店開店以来の人気メニューバターチキン(1,320円)ほか。手作りのナンはプレーンのほか、グリーン、ガーリック、ポテト、チーズの5種。カレーの辛さは好みで調整できる。
宮さんは「スパイスは現地で買い付けているし、インド人シェフもいるが、味は日本人の口に合うまで注文をつける。イタリア料理や中国料理はすでに日本人の口に合う、日本人の料理として確立しているが、インド料理はまだまだ。おいしいインド料理をもっと気軽に楽しんでもらいたい」と話す。
営業は11時~23時。