調布市が「戦争体験記録集」発行-戦争の記憶を次世代へ

戦争体験記録集「いまも心に-戦争体験を次の世代へ-」

戦争体験記録集「いまも心に-戦争体験を次の世代へ-」

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 調布市は3月10日、戦争体験記録集「いまも心に-戦争体験を次の世代へ-」を発行した。

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 調布市の非核平和都市宣言25周年記念事業の一環として作成した同記録集は、調布市在住の戦争経験者から日本が戦争を行っていた当時の体験記を募り、昨年の5月から同市報やホームページで募集していた。

 同記録集はA5判、214ページで、同市文化振興課と郷土博物館が編集。集まった戦争体験記は35編で、「戦時下の調布」や「戦火の中の女性たち」など6つのテーマに分けて収めた。市内(当時の調布市・神代村)にある明照院などの寺社へ学童疎開した時の生活の様子や原爆投下後の生々しい記録が、実体験に基づいた文で書きつづられている。

 そのほか、当時の様子を撮影した写真や絵画の資料も収録しているほか、巻末には同市と日本・世界を並べた大戦前後の年表や用語解説といった資料編も用意した。

 価格は1冊300円。3月23日から同市役所市民相談課、郷土博物館で販売する。

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