調布で街歩き「旧道さんぽ」-年金受給者ターゲットにお茶菓子や昔の風景画展

1985年に中川平一さんが描いた調布駅近く旧甲州街道沿いの「田中園茶補」。パネルに仕上げて展示する

1985年に中川平一さんが描いた調布駅近く旧甲州街道沿いの「田中園茶補」。パネルに仕上げて展示する

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 調布市の旧甲州街道沿いの3商店会が10月15日、街歩きイベント「旧道さんぽ」を開催する。

1985年に中川平一さんが描いた「布田駅にて」 パネルに仕上げて展示する

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 同イベントは、「不動商店会」「調布中央商店会」「上布田商栄会」が主催し、多摩信用金庫調布支店(調布市国領1)と調布北口支店(布田1)の間を中心とした旧甲州街道の街歩きを楽しみ、商店会の回遊や認知を高めることを目的に、同信用金庫が年金振込日に行う「シニアデー」に合わせて企画した。

 内容は、10カ所の店舗に、同市の失われつつある民家や木立などの風景画を約45年間にわたり描き続ける画家・中川平一さんの作品をパネルに仕上げ展示するほか、テーブルと椅子を設置し「おもてなし」として、お茶とまんじゅうや豆などのお茶請けを用意する。

 パネル展示と「おもてなし」設置店は、不動商店会の「南蛮屋」「オズファーマーシー」「藤和ハウス」「めじろ作業所」、調布中央商店会の「いずみや」「リカー&フーズやまぐち」「千代富清風堂」、上布田商栄会の「田中園」「うつわ和季」「文具なかざわ」。同信用金庫2支店ではパネル展示のみ行う。

 千代富清風堂の宮野さんは「五宿と呼ばれていたこの付近にちなんで用意した五色のまんじゅうや豆、お茶を店先で召し上がりながら、中川先生の描かれた懐かしい風景の『旧道かいわい』の思い出話や日々移り変わっている『旧道かいわい』のこれからの風景を時に思い浮かべながら『旧道さんぽ』のひとときを過ごしていただければ」と話す。

 開催時間は9時~14時。雨天決行、荒天時中止。第2回を12月13日に開催予定。

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