都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で3月29日から、桜を見ながらコンサートや講演会を楽しむ「桜まつり」が行われる。
同園には、日本人にとってなじみ深いソメイヨシノだけでなく、早咲きのオオカンザクラや遅咲きのサトザクラなど65品種約770本のサクラが植えられている。特に、ジンダイアケボノは同園で見いだされた品種で、ソメイヨシノより花色が濃く赤みを帯びているのが特徴。開花時期もソメイヨシノより若干早い。
芝生広場で行う「桜コンサート」は、荒井美帆さん荒井靖水さんの夫婦ユニットの「琵琶と二十五絃箏」(3月30日)、小濱明人さんと山中信人さんの「衝撃!和の競演!尺八×津軽三味線」(4月6日)を予定。6日は「日本花の会桜の名所づくりアドバイザー」の西田尚道さんによる講演会「桜の楽しみ方」も開く。
同園担当者は「開花時期のちがうサクラが次々に咲くので、それぞれのサクラの風情を眺めてほしい。コンサートでは琶(は)と箏(そう)の斬新なオリジナル曲や、世界で活躍する尺八演奏家と津軽三味線演奏家のインパクトのある競演を楽しんでいただければ」と話す。
開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。入園料は一般500円ほか。小学生以下無料。桜まつりは4月6日まで。講演会の定員は先着50人。13時~15時。参加費は入園料のみ。