調布市仙川の東京アートミュージアム(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)で4月28日・29日、プラザ財団の主催で映画「赤々煉恋」を上映する。
昨年末に公開された映画で、直木賞作家の朱川湊人さんが書いた同名短編集に収録されている「アタシの、いちばん、ほしいもの」が原作の同作品。自殺して肉体を持たない存在になった女子高生と死に神のような怪物を通して、死にまつわる人々の思いを描く青春ファンタジー。主人公の女子高生を演じるのは、「鈴木先生」シリーズに出演した土屋太鳳さん。
監督は「七瀬ふたたび」などSFファンタジーの名手といわれる小中和哉さん。ファンタジーの語り口で死という普遍的なテーマを繊細に表現する。上映後にはティーチイン(討論会)も予定する。
物語のキーである「虫男」のデザインとCGIモーションを監督したのは、「機動戦士ガンダム」「超時空要塞マクロス」を担当し、カリスマアニメーターとして広く知られる板野一郎さん。
同財団では「実力派クリエーターたちによる作品の貴重な凱旋(がいせん)公開。2日間限定なので、お見逃しなく」と話す。
開演時間は18時30分~。料金は一般=1,500円、学生・シニア=1,000円。問い合わせ先はプラザ・ファンデーション(TEL 03-3308-8800、木曜~日曜の11時~18時)。