2013年にキユーピーが旧工場跡地に建設した研究開発施設「仙川キユーポート」（調布市仙川町2、TEL　03-5384-7750）1階に、マヨネーズの見学施設「マヨテラス」が6月26日にオープンする。

「マヨテラス」の全体イメージ図

　創業以来、大切にしてきたという「人の想（おも）いに応えること」をコンセプトの根幹にしたという同施設。単なる「見学」ではなく「コミュニケーター」と呼ばれるスタッフが館内を案内し、クイズ形式の説明やゲームなどを用いたコミュニケーションを重視している。設計、施工は「渋谷ヒカリエ」や「ソラマチ売店」などを手掛けたディスプレーデザイン会社大手の乃村工藝社。

　入り口右手にはマヨネーズの歴史などを紹介する「キユーピーギャラリー」、左手には同社の450グラム入りマヨネーズ容器の約50万倍の大きさの「マヨネーズドーム」を配置。木製の同ドーム内ではマヨネーズのおいしさの秘密や工夫を映像で紹介する。その他、工場で実際に実施されている「配合事故未然防止システム」をゲーム感覚で体験できるエリアや、品質を守る工夫を体感できる「ファクトリーウォ－ク」、試食や調理ができる「キユーピーキッチン」の4カ所を90分で回るツアーとなっている。

　施設見学の最後に訪れる「キユーピーキッチン」ではマヨネーズの手作り体験ができるほか、マヨネーズを使ったさまざまなレシピ紹介など、普段の家庭料理に役立てられる簡単レシピを多数用意する。

　コミュニケーターの池田さんは「皆さまと一緒にマヨネーズの広がりを楽しんでいきたい」と話す。同じく吉田さんは「マヨネーズのおもしろさや驚きを伝えたい」と意気込む。

　完全予約制で入館無料。見学時間や予約方法はホームページで確認できる。