![奥山泉さんの作品](https://images.keizai.biz/chofu_keizai/headline/1402470922_photo.jpg)
仙川のプラザ・ギャラリー(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)で6月21日から、「奥山泉展『今は昔。』」と「齋藤徹展」が開催される。
奥山さんは1969(昭和44)年山形県生まれ。1996年沖縄県立芸術大学彫刻科大学院修了後、東京や沖縄などで個展を開催している。
同展では立体作品、平面作品をそれぞれ3~5点、さらに小作品としてアクセサリー、スプーン、ヘラ、カッティングボードなどの木工類を30点、人形や皿などの焼き物30点を出展予定。奥山さんは「過去と未来との境である瞬間『今』。その『今』はすぐに過去になってしまう。『今』を制作した私の作品と、見てくださっているあなたの『今』を共有できることを心より感謝する」と話す。
齋藤さんは1957(昭和32)年宮城県生まれ。1985(昭和60)年多摩美術大学大学院修了後、各地で個展やグループ展を開催してきた。「“瀬戸の都・高松”石彫トリエンナーレ2009」で優秀賞を受賞したほか、ヨーロッパやアジア、中南米のビエンナーレに多数参加している。
同展について齋藤さんは「降り注ぐ雨に、地上の生き物は命の恵みを得る。そしてやがて朽ちていく。遠い昔からその繰り返しが続き、今日へつながる。雨が蒸発し、再びこの地に舞い戻る。その中に、全てのものを浄化する力さえ感ずる。とてつもないエネルギーをもって、しかし淡々と」とコメントを寄せている。
開館時間は10時~18時30分。水曜休廊。入場無料。奥山泉展は7月13日まで、齋藤徹展は同27日まで。