狛江市内の有志農家で構成する「狛江GAP研究会」が6月15日から、「狛江ブランド野菜」の販売を始めた。
「GAP(農業生産工程管理)」は、事前に農家で構成するグループまたは個人で合意形成を図り、野菜の作付けから収穫まで、安心で安全な農産物を生産するため事前に設定したチェックリストで正確な実施・記録・点検および評価を行い、それを持続的に改善していく取り組みのこと。
同市では、有志農家が食の安全を「見える化」することで消費者の安心の根拠にしようと同研究会を組織し、都内で初めてGAPの取り組みを始めた。野菜の質の精度を高め、新たな付加価値を加えた農産物「狛江ブランド野菜」の確立を目指していく。
現在、出荷している野菜は枝豆やトマト、小松菜などで、「狛江ブランド野菜GAP」と記載したシールや結束テープを目印に、市内直売所やマインズショップ狛江店(狛江市東和泉1)などで販売する。
狛江GAP研究会の谷田部会長は「この度、有志農家で都内初となるGAPの取組を始め、狛江ブランド野菜を立ち上げました。今後、消費者の皆さんにとっても、農家にとっても、魅力的な狛江の新たなムーブメントとなるよう頑張っていきたい」と話す。
また、観光イベントの一環として、7月13日に同市内で開催する「狛江古代カップ多摩川いかだレース」のステージ会場で、「こまえ産枝豆ビアガーデン」を開催。同市特産の枝豆で造った「生」発泡酒「こまえ~る」や枝豆3種を販売するほか、ブランド野菜の直売も行う。
「ビアガーデン」開催時間は10時~14時30分。小雨決行。