調布市文化・コミュニティ振興財団(調布市小島町2)が現在、「クリエイティブリユースでアート!」の作品制作者を募集している。
「クリエイティブリユース」とは、物を廃棄するのではなく、人のクリエーティビティー(=創造性)を使って生まれ変わらせる取り組み。同財団は今年1月、「クリエイティブリユース」を提唱する大月ヒロ子さんを総合プロデューサーに迎え、調布市内の端材や廃材を収集して展示を行った。
今回の募集は15~35歳の人が対象。使用する材料の申請と制作物のスケッチの中から、大月さん、クワクボリョウタさん(アーティスト)、岩田とも子さん(アーティスト)、菊池由紀子さん(アートコーディネーター)が、制作・設置の実現性、安全性などを確認し、作品制作者を決定する。
制作者は11月にクワクボさんらアーティストと相談し、同市内の店や事業者から集めた端材や廃材を受け取り、制作を開始。来年1月31日から開催する「クリエイティブリユースでアート!-市内の端材や廃材をアートな目線で見直そう-」で作品を展示する。
同財団の藤堂文子さんは「映画のフィルム缶や色とりどりのアクリル素材、楽器の部品など、調布市内で面白いもの、きれいなものをたくさん集めた。まずは自由な発想で、気楽に応募してみてほしい。こちらの想像を超えた作品に出合えるのを楽しみにしている」と話す。
応募締め切りは9月15日。出品無料。応募用紙や主催者が提供する素材は、ホームページで確認できる。