調布駅前広場と調布市文化会館たづくり(小島町2)で11月23日、東日本大震災復興応援イベント「いま、私にできること Make an Action ~東日本大震災から学び、備え、応援する~」が開催される。
調布青年会議所や市民団体などが中心となり、「今からでも」「できることを」「やってみる」をテーマに市民が希望を持って未来に向かい行動できるよう企画された同イベント。同広場では「人や街を応援すること」をテーマに、岩手県釜石市から焼きホタテや蒸しガキを販売するキッチンカーや宮城県の石巻観光協会を招待して物産とカキ汁の販売、福島県や岩手県の物産販売を行うほか、購入者や参加者を対象に気仙沼市の焼きサンマを無料で振る舞う(先着500人)。
また、「命を守ること」をテーマに、同市総合防災安全課による展示やアルファ米の試食、調布警察署や調布消防署による展示、ライフラインや防災に関する企業の展示なども行う。会場内のステージでは、石巻市のご当地ヒーロー「シージェッター海斗」によるショーや撮影会などを予定している。
文化会館たづくりでは「震災を忘れない」をテーマに、岩手県の「遠野まごころネット」講演会や、都内社会福祉協議会北多摩南部ブロックボランティアセンターによる被災県からの避難者交流会などを行う。11月22日~25日には、2階の南北ギャラリーを使用して、「つなぎ、伝えること」をテーマに石巻市ほか東北各地域と調布の震災後の活動やつながりを200枚以上の写真で紹介する「『石巻と調布 希望のつながり』展」を開催する。
実行委員長の巴山勝済さんは「東北の復興応援のためには、多くの市民の方に東北の現状を知ってもらい、物産を実際に手に取り食べてもらうことが必要だと思う。東北から多くのゲストを招待しているので、買い物もステージも、そして会話も楽しんでほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。