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調布の美術館で画家・池田龍雄さんと禅にまつわる日仏合作映画を上映

東京アートミュージーアムで展示している池田龍雄さんの作品「場の位相2013」

東京アートミュージーアムで展示している池田龍雄さんの作品「場の位相2013」

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 調布市仙川の東京アートミュージアム(調布市仙川町1、TEL 03-3305-8686)で11月16日、画家・池田龍雄さんのドキュメンタリー映画と、禅をテーマにした「華開世界起(かかいせかいき)」を上映する。

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 同館では現在、「池田龍雄展-既知と未知と-」を開催中で、その関連イベントとして2作品を特別上映し、池田さんと孝寿聡監督のトークも行う。

 「華開世界起」は2012年に製作したもので、タイトルは道元禅師が著した仏教思想書「正法眼蔵」に由来する。同書の「梅華巻」に登場する「老梅樹の忽(たちまち)開華のとき、華開世界起なり。華開世界起の時節、すなはち春到(しゅんとう)なり」という言葉で、その意味は「老いた梅の樹がたちまち華開くとき、華開いて世界が起こる。華開いて世界起こるという時節が、すなわち春の到来である」となる。

 孝寿聡さんとピエール・ブシューさんが製作した日仏合作映画で、フランスでも上映されている。出演は池田さんのほか、哲学者の森本和夫さん、禅僧のユーグ・ナースさん(仏国禅道如苑)、折茂洋子さん(正法眼蔵仏語翻訳者)、ジャン・ピエール・フォールさん(仏国観照寺禅僧)。

 主催するプラザ財団の担当者によると「今回上映する作品は、禅についての映画ではなく映画自らが座禅するものである」と解説している。

 上映時間は19時~。料金は1,000円。問い合わせ先は伊藤さん(TEL 090-4139-9816)まで。

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