調布市文化・コミュニティ振興財団が3月4日から、調布市文化会館たづくりとグリーンホール、調布駅南口広場(以上、小島町2)で「調布映画祭2015」を開催する。
「映画のまち調布」をキャッチコピーとする同市で、最大の映画祭となる同企画。毎年恒例のイベントとして、市内の映画関連会社が製作に携わった映画や市内でロケが行われた映画など、ゆかりのある映画を上映するほか、小道具や資料の展示、関連会社の紹介や情報発信などを行う。
上映作品は、「ウエスト・サイド物語」「二十四の瞳」「ネイチャー」「綱引いちゃった」「希望の国」「ル・アーヴルの靴みがき」「奇跡のリンゴ」「永遠の0」「それいけ!アンパンマン」「波の塔」など新旧の名作や話題作など24作品。無声映画「つばさ」は活動写真弁士・斎藤裕子さんの活弁とピアニスト・新垣隆さんの生演奏付きで上映する。
上映作品「まほろ駅前多田便利軒」の映画監督・大森立嗣さん、「しゃべれども しゃべれども」の脚本家・奥寺佐渡子さん、「奇跡のリンゴ」の映画監督・中村義洋さん、「愛と死をみつめて」に出演した俳優の浜田光夫さんが舞台あいさつを予定するほか、「『ウエスト・サイド物語』を100倍楽しむ方法~ミュージカル・トークセッション~」も企画。ミュージカル映画監督の角川裕明さん、音楽座ミュージカルの俳優の秋本みな子さんとプロデューサーの鈴木均さんを迎え、上映前特別イベントも開催する。
4日からは、実際に撮影で使用した衣装、小道具、撮影現場のスチール写真など上映作品に関連した展示も行う。7日は、アフリカで撮影された「ネイチャー」の上映に関連してアフリカンダンスパフォーマンスや平成ガメラIが街並みを再現した特撮ミニチュアセットの中に登場し、特撮カメラワーク体験ができる「特撮カメラマン体験~ガメラを撮影せよ~」を実施。8日は、山崎貴監督「寄生獣」の特殊メークを担当したダミーヘッドデザインズが実演する「特殊メイクデモンストレーション」も用意する。
調布駅南口広場では「映画のまち調布パーク」を開催し、映画関連会社によるグッズ販売や体験ブース、調布物産品の販売などを展開。8日には、映画音楽コンサートや「鞍馬天狗 黄金地獄」の上映に関連して劇団前進座が殺陣を披露する「殺陣実演 『鞍馬天狗 調布に現る』」も予定する。
映画上映は3月6日~8日。上映・展示・イベントは全て入場無料。