調布で6月26日から、店主が講師となりプロの技を教える「第3回 調布まちゼミ」が開催される。主催は調布市中心市街地9商店会。
昨年1月に初めて開催され、受付開始当日に定員が埋まった講座もあるなど好評な企画で、今回で3回目。店の存在や特徴を知ってもらうだけでなく、店主やスタッフとコミュニケーションを取ることができ、ファンづくりにつながることが特徴。「売り込み禁止」など、店と客との信頼関係を構築するためのルールなどもあり、受講者も安心して参加できる仕組みとなっている。
今回は35講座が開講。主に調布駅から国領駅の間にある店舗が、「みがく」「まなぶ」「味わう」「つくる」の4つの分野で開く。自然素材の中華麺やギョーザの皮を製造する「ラスター食糧」では丸ギョーザの包み方講座と試食会、「SOGIサポートセンター」は「一人暮らしの『終活』をはじめよう」講座、「だるチャンプロデュース&調布アットホーム」は布を貼ってだるまを作る「ちょう布だるまを作ろう」の講座を行う。
「日本料理 男爵亭」は生け花講師の資格を持つ社長の齋藤さんによる「いけばな体験」、店内のPOPや商店街街路灯のロゴを手掛ける「和枝香 和季」の田中さんによる「味わいのある字の描き方、コツ」、小野田青果店の山田高靖さんによる「マーカー1本で旬の野菜を描こう」など、商売とは直接関係のない店主などの得意分野を生かした講習会も用意する。そのほか、ヨガや格闘技、バレエ、占い、パソコン講座、映像、不動産投資、弁護士相談など多種多様な内容が用意されている。
ラスター食糧の新飼勉さんは「丸ギョーザならギョーザを包むのが苦手な方も小さなお子さまも、誰でも簡単に包むことができるので気軽に参加してほしい。初めてのまちゼミ参加で少し緊張しているが、とても楽しみ」と話す。
開催期間は6月26日~7月20日。受講申し込みは6月19日から各店で受け付ける。受講無料だが、材料費が必要な講座もある。問い合わせは調布市産業振興課(TEL 042-481-7539)まで。