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調布に自家焙煎コーヒー店 フェアトレードで「優しい絆」つなぐ

Velvet connection代表で店長の河村拓さん

Velvet connection代表で店長の河村拓さん

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 調布の深大にぎわいの里に8月17日、自家焙煎(ばいせん)のコーヒー店「Velvet connection(ベルベットコネクション)」(調布市深大寺元町1、TEL 050-3569-2411)がオープンした。

木目調の落ち着いた雰囲気のVelvet connection店内

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 同店を運営する河村拓さんは、大学院での研究で発展途上国の実情を目の当たりにしたことがきっかけで「発展途上国の人々のために働こう」と決意。主にレストラン向けに、発展途上国における生産者の人権を尊重した商取引「フェアトレード」の基準を満たしたコーヒー豆の卸売り業務を2013年に開始した。

 河村さんは「フェアトレードは選挙に似ている」という。「消費者がフェアトレード製品を購入することで、社会全体の商取引を変えていく」という信念の下、地元で手軽にフェアトレード製品を手に入れられるよう、住まいである調布での実店舗オープンにこぎ着けた。店名は「フェアトレードによって世界中の人々を優しい絆でつなぎたい」という意味を込めて付けた。

 同店舗は野菜の直売所や飲食店などが集まる深大にぎわいの里の一角で、佐須街道沿いにある。店舗面積は16坪で、ブラウンを基調とした落ち着いた店内にテーブル14席ほどを用意。

 メニューは、ハンドドリップのコーヒーが10種類。レギュラーサイズ(390円)、ラージサイズ(460円)、ネルドリップ(レギュラー=490円、ラージ=560円)、エスプレッソ(350円)、カフェラテ(460円)など。ソフトドリンクやパニーニなどの軽食(以上400円~)も用意し、自家焙煎コーヒー豆(100グラム550円)も販売する。全席禁煙で、テークアウトも可能。

 河村さんは「世界中の銘柄を取り寄せているので、飲み比べて違いを楽しんでほしい。市場に買い物に来たついでに、気軽に立ち寄っていただければ」と話す。

 営業時間は8時~17時。

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