都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)水生植物園のハナショウブが最盛期を迎え、梅雨空の下、白や紫の花を咲かせている。
同園が管理する水生植物園は本園からやや離れた深大寺南側の谷間にあり、同寺裏手の崖下からしみだす湧き水を水源とする清流が流れ込んでいる。1.3ヘクタールの敷地にはコウホネやハスなどの水生植物が植えられ、そのうち「はなしょうぶ園」は880平方メートル。5月下旬から咲き始めたハナショウブが現在満開になり、訪れる市民の目を楽しませている。
同園を管理する齋藤裕さんは「観光客や参拝客でにぎわう深大寺エリアの中でここは静かな場所にあるので、ゆっくり散歩をしたり花の写真を撮ったりする人がよく来園する。ハナショウブは一つひとつの花もきれいだが、はなしょうぶ園全体にに広がった白や紫の色の美しさも楽しんでほしい」と話す。「すでに満開になっているので、早めに足を運んでほしい」とも。
開園時間は9時30分~16時30分。月曜休園(祝日の場合は翌日休園)。水生植物園は入園無料。